実は私は、昼はコーヒー、夜はウイスキーを中心としたお仕事をしています。

ライカードというバーで、日々ウイスキーについて学ばせて頂いています。

今回はそのウイスキーについての本の話に少しお付き合い頂ければと思います。

その本とは、「ウイスキー・テロワール」です。

そもそもテロワールは、ワインを造る際にブトウの樹を育てる土壌やその周辺の環境などを指すフランス語でした。

それが最近では、ウイスキーにもテロワールがあるのではないか？と言われ始めました。

「ウイスキー・テロワール」は、日本ではこれまであまり取り上げられることがなかったトピックで、その謎に迫る一冊です！

この本を書いたのは、テキサスA&M大学で植物遺伝学の博士号を取得し、UnReined ウイスキーカンパニーの共同経営者、マスターディスティラーである、ロブ・アーノルドさんです。

そして翻訳をしたのは、バー・ライカードオーナーでウイスキージャーナリストの住吉祐一郎氏です。

これまで曖昧な概念だった、ウイスキーにおけるテロワールを、科学者、そしてウイスキー生産者としての立場から、科学的にかつ感覚的に書かれた一冊です。

また、この本にはアメリカのWORLD COFFEE RESEARCH™ SENSORY LEXICONも出てくるそうです。

センサリーレキシコンとは、カンザス州立大学の官能分析センターでの分析に基づいて、コーヒーのテイスティングに使用される味、アロマ、テクスチャーの語彙をまとめ、言語化したものです。

私もセンサリーレキシコンについてのアドバイスをさせていただいたので、この本の中ででどのように紹介されているかが気になる所です！

コーヒーとウイスキーの繋がりや共通点を感じ、この本の発売を今からとても楽しみにしています。

コーヒーを飲む時には、当たり前のように、どこの国のコーヒーが好き、などど語り合いますが、近い将来、ウイスキーでも、この麦を使用したウイスキーが私の好み、などど語り合う日がくるのかもしれませんね。

そこで、この「ウイスキー・テロワール」の出版を記念して、本とコーヒーのドリップバッグのお得なセットをご用意しました。

今回このHN coffeeサイトより本書を購入してくださった皆さまには、

「本を読みながら飲みたくなるブレンド（中深煎り）」

のドリップバッグをプレゼント！

本とセット（数量限定）にしてお届けしますので、是非ご一緒に楽しんで頂ければと思います。

【最後に。】

10月27日に発売される【ウイスキー・テロワール】日本語版ですが、368ページもある非常に濃い内容の本だということです。

この本を翻訳した住吉氏は、ウイスキーにおけるテロワールについて、日本でも考えるきっかけを作ることができればとの思いで翻訳してきたのだと思います。

BAR営業をしながら、営業の前後に翻訳、編集、執筆する姿は、バーライカードスタッフ全員が忘れる事ができない姿でした。

ご出版、誠におめでとう御座います！